塗装の種類について
板金塗装といえば、ヘコミ修理やかすり傷の修理、剥がれた塗装を新品同様に仕上げるなどの役目を果たします。また、気分転換にカラーを変えるのも板金塗装の役目です。こちらでは塗装の種類について紹介していきますので、これから板金塗装をご予定の方は豆知識として覚えてはいかがでしょうか。
ソリッド塗装・メタリック塗装・パール塗装
塗装には大きくわけてソリッド、メタリック、パールなどの種類があります。
ソリッドはキラキラ素材が全く入っていない色で、絵の具のような白、赤、黄、青といった単色の塗装に用いられます。一番シンプルで塗装しやすいという特徴があります。
メタリックはソリッドカラーにアルミ素材が入った、ギラギラしたような色です。アルミ素材の種類は多く、
たくさんの色やサイズがあります。メタリックは単色のソリッドを、光に反射させてキラキラと輝かせる役割を果たしてくれます。色を添えるメタリックは見る角度によってボディカラーの色目も変わります。
パールは石の雲母の微細な粒が入った色です。半透明の膜が積み重なった構造になっていて、光が当たると透過しながら各層に複雑な反射や屈折をする役割があります。光輝感を生み出す塗装なので、車体の輝きを求める方におすすめの塗装です。
1コート塗装・2コート塗装・3コート塗装
コートとは塗装の層のことです。まず、防錆塗装を施します。防錆塗料をしなければ、ボディパネルの錆びるスピードも速まってしまいます。次に下地処理です。下地処理にはボディパネル部分と上塗り塗装(カラー)の密着を高める役目、上塗り塗装を平滑にする役目など、重要な役割があります。
コート塗装は上塗り部分の層だけを数えますので、ソリッド塗装の場合は1コート塗装になります。カラー塗装にプラスしてクリヤー塗装も行われるメタリック塗装とパール塗装は2コート塗装です。さらにパール塗装はカラーとクリヤー塗装の間に、「パール入りのクリヤー塗装」が入ります。3層の塗装が行われるため、3コート塗装となるのです。
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